平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
コーマックが、軍服のロングコートの襟を落ち着かない様子でつまんで、言葉に悩んだ末に再び口を開く。
「ですが、その、さすがに肌着の買い物まで付き合うのはどうかと……」
「お店には私だけで入りますから。それに副団長様は、下心もないから安心です」
リズの言い方には、少し棘があった。原因を分かっているから、コーマックも黙り込んでしまう。
現在、嫁入りのため生活用品なども揃えていっているところだ。
庶民から貴族への嫁入りなので、アリスティアが親身になって作法や夫人教育も色々と教えてくれている。
今朝も、結婚後に必要な肌着を雑誌で見ていたのだが、出かける前のジェドに平気で覗かれて度肝を抜かれた。
夫になるのだから普通だろうと言われたが、リズは恥ずかしくて仕方がなかった。
肌着は、異性に見せるものではない。しかも生地の面積が少ないものをチョイスし、彼は平気で「そそる」「きっと似合うよ」とまで勧めてきたのだ。
そこで羞恥がピークを超え、リズは彼を追い出してしまったのである。
その騒ぎは、もちろん近くのサロンにいた獣騎士たちも聞いていた。初夜に着てくれたら嬉しいのにと逃げながらも楽しそうだったジェドと、スケベやらエッチやらとクッションを投げ付けるリズの姿を使用人たちも目撃した。
「そう信頼されましても」
「ですが、その、さすがに肌着の買い物まで付き合うのはどうかと……」
「お店には私だけで入りますから。それに副団長様は、下心もないから安心です」
リズの言い方には、少し棘があった。原因を分かっているから、コーマックも黙り込んでしまう。
現在、嫁入りのため生活用品なども揃えていっているところだ。
庶民から貴族への嫁入りなので、アリスティアが親身になって作法や夫人教育も色々と教えてくれている。
今朝も、結婚後に必要な肌着を雑誌で見ていたのだが、出かける前のジェドに平気で覗かれて度肝を抜かれた。
夫になるのだから普通だろうと言われたが、リズは恥ずかしくて仕方がなかった。
肌着は、異性に見せるものではない。しかも生地の面積が少ないものをチョイスし、彼は平気で「そそる」「きっと似合うよ」とまで勧めてきたのだ。
そこで羞恥がピークを超え、リズは彼を追い出してしまったのである。
その騒ぎは、もちろん近くのサロンにいた獣騎士たちも聞いていた。初夜に着てくれたら嬉しいのにと逃げながらも楽しそうだったジェドと、スケベやらエッチやらとクッションを投げ付けるリズの姿を使用人たちも目撃した。
「そう信頼されましても」