平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
「魔女のこと、何かあったりしました?」
「ああ、先日のことですか? いえ、とくには」
ジェドには報告したと伝えて以来だったからか、コーマックが急な質問に感じたような顔で首を傾げる。
「王都にとっては、慣れた流行の一つみたいなものですからね。今年は青い薔薇の造花が流行っているらしい、と兵の方々も噂する程度です」
情報を共有していたらしい獣騎士たちは、格段驚く様子はなかったが、不思議がっている空気は感じた。
リズが知りたかったのは、騒ぎがいつもと違うところがないのか、だ。
昨日までバタバタしていたわけだが、青い薔薇に関しても、少し気になることがあった。しかし尋ね直そうか考えあぐねいていると、窓に腰かけていたシモンが声をかけてきた。
「お姉さんは女の子だし、やっぱり恋占いとか気になる?」
「えっ。ああ、まぁ、そうね」
不自然ではないだろうと思い、ひとまず肯定しておく。
占い師なんて、田舎にはほとんど縁がない。気になる……と言われれば気になるけれど、今は〝魔女〟のことだ。
――国に、災いを呼ぶ魔女。
この王都に、みんなが知っている〝その魔女〟が現われた。
幸運の娘についても、一旦頭の片隅に置いておくと決めたばかりだ。リズは意気込みも戻り、さっとソファの隣に腰かけコーマックに尋ねた。
「副団長様、青い薔薇、最近ますます増えましたよね?」
「ああ、先日のことですか? いえ、とくには」
ジェドには報告したと伝えて以来だったからか、コーマックが急な質問に感じたような顔で首を傾げる。
「王都にとっては、慣れた流行の一つみたいなものですからね。今年は青い薔薇の造花が流行っているらしい、と兵の方々も噂する程度です」
情報を共有していたらしい獣騎士たちは、格段驚く様子はなかったが、不思議がっている空気は感じた。
リズが知りたかったのは、騒ぎがいつもと違うところがないのか、だ。
昨日までバタバタしていたわけだが、青い薔薇に関しても、少し気になることがあった。しかし尋ね直そうか考えあぐねいていると、窓に腰かけていたシモンが声をかけてきた。
「お姉さんは女の子だし、やっぱり恋占いとか気になる?」
「えっ。ああ、まぁ、そうね」
不自然ではないだろうと思い、ひとまず肯定しておく。
占い師なんて、田舎にはほとんど縁がない。気になる……と言われれば気になるけれど、今は〝魔女〟のことだ。
――国に、災いを呼ぶ魔女。
この王都に、みんなが知っている〝その魔女〟が現われた。
幸運の娘についても、一旦頭の片隅に置いておくと決めたばかりだ。リズは意気込みも戻り、さっとソファの隣に腰かけコーマックに尋ねた。
「副団長様、青い薔薇、最近ますます増えましたよね?」