平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
ジェドと移動する時、青い薔薇がやけに目に留まって気になっていた。
青い薔薇は魔女のシンボルだというし、本物の魔女が登場したとあっては無関係だとも思えない。
もしかしたら、これもまた何かしらの前兆だったりしないだろうか?
「そう、ですね。格段に増えたかと」
ずいっと顔を寄せられたコーマックが、距離を取りつつ意見した。
鏡の中に魔女が現われた。
あれは、仕掛けも何もない〝魔法〟だ。
それを考えると、何が起こっても不思議ではない気がする。今回の接触も、王都に滞在している獣騎士団たちの目をそらしたい考えがあったとしたら?
「副団長様!」
リズは、目の前にいるコーマックに挙手した。またしても顔を寄せられたコーマックが、後ろへ身を引く。
「私は女子なので恋の占いが気になります! ですから、少し行ってきます!」
「え――ええぇえっ、ちょ、待ってくださいっ」
コーマックが止めようとしたが、彼が伸ばした手はパッと空振りした。とっくに走り出していたリズは、肩越しに振り返り告げる。
「待ちません! それから一人でパッと行って帰ってきますから同行も不要です!」
唐突な嵐のように言ってのけたリズが、サロンから飛び出していった。
それはあっというの間ことで、獣騎士たちはポカンとした。
「……なんつうか、恋の占いを聞きに行く顔じゃなかったなぁ」
青い薔薇は魔女のシンボルだというし、本物の魔女が登場したとあっては無関係だとも思えない。
もしかしたら、これもまた何かしらの前兆だったりしないだろうか?
「そう、ですね。格段に増えたかと」
ずいっと顔を寄せられたコーマックが、距離を取りつつ意見した。
鏡の中に魔女が現われた。
あれは、仕掛けも何もない〝魔法〟だ。
それを考えると、何が起こっても不思議ではない気がする。今回の接触も、王都に滞在している獣騎士団たちの目をそらしたい考えがあったとしたら?
「副団長様!」
リズは、目の前にいるコーマックに挙手した。またしても顔を寄せられたコーマックが、後ろへ身を引く。
「私は女子なので恋の占いが気になります! ですから、少し行ってきます!」
「え――ええぇえっ、ちょ、待ってくださいっ」
コーマックが止めようとしたが、彼が伸ばした手はパッと空振りした。とっくに走り出していたリズは、肩越しに振り返り告げる。
「待ちません! それから一人でパッと行って帰ってきますから同行も不要です!」
唐突な嵐のように言ってのけたリズが、サロンから飛び出していった。
それはあっというの間ことで、獣騎士たちはポカンとした。
「……なんつうか、恋の占いを聞きに行く顔じゃなかったなぁ」