平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
「ここは、都立の丘の中さ。自然がわざと残された場所。綺麗だろ?」
不意に、そんな声がして勢いよく振り返る。
そこには、鏡で見た時と同じ、金で縁取られたローブに全身を包んだ〝魔女〟が立っていた。
「ふふ、そんなに警戒しなくても、取って食やしないのに」
思わずリズが後ずさると、魔女が細い肩を揺らした。
「安心しなよ。ここは、書店から近い場所だ。外に出れば、あんたは自分の足で何もなかったように帰れるだろう」
「あ、あなたが私をここへ連れてきたんですか?」
「そうだよ。魔法でちょちょいっとね」
魔女が指先をリズムよく振った。すると、キラキラと細かな粒子のような光が落ちてきて、木の葉を包み込み、ふわふわと宙でダンスを踊り出す。
リズは、目をこぼれ落ちんばかりに開いた。
「これで魔女と魔法を信じてくれたかい? さて、ようやくゆっくり話せるね。前にも自己紹介を軽くしたが、あたしは〝魔女〟だ」
彼女が魔法を消し、悠然と腰に片手をあてて言ってくる。
「あたしが出てくる本なんて読んで、可愛い子だね。連絡でも取りたかった? 結婚しない決意がついたのかい」
「そんなことしません!」
思った以上に大きな声が出た。リズは、彼のそばにいると誓ったのだ。
たとえ、どんなことがあろうと共に乗り越えようと、ジェドとこの婚約指輪にも約束した。リズが彼のそばから離れるなんて、ありえない。
不意に、そんな声がして勢いよく振り返る。
そこには、鏡で見た時と同じ、金で縁取られたローブに全身を包んだ〝魔女〟が立っていた。
「ふふ、そんなに警戒しなくても、取って食やしないのに」
思わずリズが後ずさると、魔女が細い肩を揺らした。
「安心しなよ。ここは、書店から近い場所だ。外に出れば、あんたは自分の足で何もなかったように帰れるだろう」
「あ、あなたが私をここへ連れてきたんですか?」
「そうだよ。魔法でちょちょいっとね」
魔女が指先をリズムよく振った。すると、キラキラと細かな粒子のような光が落ちてきて、木の葉を包み込み、ふわふわと宙でダンスを踊り出す。
リズは、目をこぼれ落ちんばかりに開いた。
「これで魔女と魔法を信じてくれたかい? さて、ようやくゆっくり話せるね。前にも自己紹介を軽くしたが、あたしは〝魔女〟だ」
彼女が魔法を消し、悠然と腰に片手をあてて言ってくる。
「あたしが出てくる本なんて読んで、可愛い子だね。連絡でも取りたかった? 結婚しない決意がついたのかい」
「そんなことしません!」
思った以上に大きな声が出た。リズは、彼のそばにいると誓ったのだ。
たとえ、どんなことがあろうと共に乗り越えようと、ジェドとこの婚約指輪にも約束した。リズが彼のそばから離れるなんて、ありえない。