平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
「私は、団長様と。ジェドと結婚します」
婚約指輪をした手を胸に引き寄せ、決意の目で伝えた。
「強情だねぇ」
「勝手なのはあなたの方です。どうして……どうして、結婚しちゃだめだなんて言うんですか」
声が震えそうになった。
カッとなったあとにやってきたのは、ジェドの相手には相応しくないという事実だった。リズが悲しい顔をすると、魔女も侘しげな空気を漂わせた。
「あたしは、しない方がいい、と言っただけさ」
気のせいか、声が若干和らいでいる。
でも、言っていることは同じだ。
しない方がいい、だなんて悲しいことを言わないで欲しい。リズは、ジェドといたいのだ。それなのに、魔女はみんなのそばからも離れろと言う。
「どうして、ここにいちゃいけないとまで言うんですか? あなたの言う『幸運の娘』ってなんなんですか? 私は……本当に、何もできない普通の女の子なんです」
それを理由に結婚するなと言われても、なんなのか分からないのだから、納得もできない。わざわざこんなところに魔法で連れきてまで話すほどなのかと、混乱もして涙が出そうになる。
魔女がフードの下からわずかに目元を覗かせた。瞳の色はよく見えなかったが、遠い過去を思い返すように少し細められた気がした。
「そう、普通の女の子だよ。あたしのように、自分のための魔法を使ったりはできない。……でも」
婚約指輪をした手を胸に引き寄せ、決意の目で伝えた。
「強情だねぇ」
「勝手なのはあなたの方です。どうして……どうして、結婚しちゃだめだなんて言うんですか」
声が震えそうになった。
カッとなったあとにやってきたのは、ジェドの相手には相応しくないという事実だった。リズが悲しい顔をすると、魔女も侘しげな空気を漂わせた。
「あたしは、しない方がいい、と言っただけさ」
気のせいか、声が若干和らいでいる。
でも、言っていることは同じだ。
しない方がいい、だなんて悲しいことを言わないで欲しい。リズは、ジェドといたいのだ。それなのに、魔女はみんなのそばからも離れろと言う。
「どうして、ここにいちゃいけないとまで言うんですか? あなたの言う『幸運の娘』ってなんなんですか? 私は……本当に、何もできない普通の女の子なんです」
それを理由に結婚するなと言われても、なんなのか分からないのだから、納得もできない。わざわざこんなところに魔法で連れきてまで話すほどなのかと、混乱もして涙が出そうになる。
魔女がフードの下からわずかに目元を覗かせた。瞳の色はよく見えなかったが、遠い過去を思い返すように少し細められた気がした。
「そう、普通の女の子だよ。あたしのように、自分のための魔法を使ったりはできない。……でも」