平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
次の瞬間、木々の間からシモンが現われて魔女へ蹴りを放っていた。彼女は素早くローブを翻し、軽やかに後退する。
「ちぇっ、外しちゃった」
シモンが、かばうようにリズの前に着地する。
「シ、シモン君? どうしてここが分かったの? それに、なんで、この人が『悪い魔女』だって」
バクバクしてうまく言葉が続かない。彼が魔女に攻撃してくれたのは助かったが、一瞬で敵だと判断して攻撃に移れたのにも驚いていた。
すると、体勢を直した彼が首を傾げる。
「いや? なんとなく、敵かな、て」
つまり、勘……リズは彼の野生のそれにくらりとした。相手が何者かも断定していない状態で、彼は迷わず飛び蹴りを放ったのである。
「というか、魔女?」
ようやく、シモンが不思議に思った顔をリズへ向ける。
「そ、そう。魔女なの。信じられないだろうけれど、それは本当で」
あわあわとリズが手振りを交えたら、彼が「落ち着いてよ」と言って、その手を握って止めた。
「信じるよ。お姉さんが『魔女だ』って言うなら、この人は魔女なんでしょ。俺はお姉さんの匂いを捜して、それから勘でこっちに進んできたんだけど正解で良かったよ。あーあ、震えて可哀そうに。今にもよろけそうだよ、大丈夫?」
「わ、私は大丈夫よ。ありがとう」
匂いって……それに、勘で見つけられるものなの?
「ちぇっ、外しちゃった」
シモンが、かばうようにリズの前に着地する。
「シ、シモン君? どうしてここが分かったの? それに、なんで、この人が『悪い魔女』だって」
バクバクしてうまく言葉が続かない。彼が魔女に攻撃してくれたのは助かったが、一瞬で敵だと判断して攻撃に移れたのにも驚いていた。
すると、体勢を直した彼が首を傾げる。
「いや? なんとなく、敵かな、て」
つまり、勘……リズは彼の野生のそれにくらりとした。相手が何者かも断定していない状態で、彼は迷わず飛び蹴りを放ったのである。
「というか、魔女?」
ようやく、シモンが不思議に思った顔をリズへ向ける。
「そ、そう。魔女なの。信じられないだろうけれど、それは本当で」
あわあわとリズが手振りを交えたら、彼が「落ち着いてよ」と言って、その手を握って止めた。
「信じるよ。お姉さんが『魔女だ』って言うなら、この人は魔女なんでしょ。俺はお姉さんの匂いを捜して、それから勘でこっちに進んできたんだけど正解で良かったよ。あーあ、震えて可哀そうに。今にもよろけそうだよ、大丈夫?」
「わ、私は大丈夫よ。ありがとう」
匂いって……それに、勘で見つけられるものなの?