冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「ただ、尾崎さん――後輩はどうしたらいいのか……」

「それは彼女が決めることだから、新見さんが背負わなくていい。でも、新見さんのその頑固な正義感は嫌いじゃない」


頑固なって、褒めてるんだよね?


「んー、脅すか」

「お、脅す?」

「言っておくけど、今はプライベートだから。弁護士がそんな発言したら大問題だ」


プライベートでも弁護士は弁護士な気がするが、指摘しないでおく。


「集めた証拠、聞かせて」
「はい」


私は改めてボイスレコーダーを彼に渡した。


「ひどいな、これ。よく耐えたな」

「耐えられなくなったんですけど……」

「それでいい。SOSを出せた自分を褒めてやれ」


訴訟に動きたいと思っていたのに、挫折したのよ?


「よくやった。あとは任せろ。一矢報いてやる」


なにやら勝手に決めた彼だけど、詳しくは説明してくれない。

< 101 / 342 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop