冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
何度か仕事で高級マンションに出入りした経験があるが、入るだけでいちいち緊張していたのを思い出した。
無事にカードキーを借りて三十七階の彼の部屋にたどり着く。
一応身だしなみをチェックしてチャイムを鳴らそうとするとドアが開いた。
「お、おはようござ……」
途中で言葉が続かなくなったのは、髪から水滴を滴らしている八木沢さんが上半身裸だったからだ。
パキパキに割れた腹筋に釘付けになってしまう。
「悪い。忘れてて、さっき起きてシャワーを浴びたところなんだ。入って」
「は、はい」
玄関に足を踏み入れた瞬間、嫌な予感がする。
広い廊下の右側にあるドアから、洗濯物らしきものがはみ出していたのだ。
「顔色戻ってるな」
「はい。退職したら食べられるようになりました」
よほどつらかったのだろうなと、今では思う。
無事にカードキーを借りて三十七階の彼の部屋にたどり着く。
一応身だしなみをチェックしてチャイムを鳴らそうとするとドアが開いた。
「お、おはようござ……」
途中で言葉が続かなくなったのは、髪から水滴を滴らしている八木沢さんが上半身裸だったからだ。
パキパキに割れた腹筋に釘付けになってしまう。
「悪い。忘れてて、さっき起きてシャワーを浴びたところなんだ。入って」
「は、はい」
玄関に足を踏み入れた瞬間、嫌な予感がする。
広い廊下の右側にあるドアから、洗濯物らしきものがはみ出していたのだ。
「顔色戻ってるな」
「はい。退職したら食べられるようになりました」
よほどつらかったのだろうなと、今では思う。