冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「私は依頼人ではありませんから、どうかお気になさらず」


相談料を一度しか払っていない私が、彼らのほかの業務を邪魔するなんてありえない。


「いえ。八木沢の大切なお客さまですから。五十嵐、コーヒーをお出しして」
「承知しました」


五十嵐さんはにこっと微笑み離れていく。かわいらしい人だ。


「八木沢、珍しいことしてるらしいですね」
「珍しい?」


私を助けてくれた件かしら。


「はい。家の模様替えをお任せしたとか。八木沢はプライベートスペースに誰かが入ってくるのを嫌うので、私も彼のマンションに行ったことがないんですよ。って、行きたくないですけど」


それじゃあ、毎週のように部屋に入れてもらえるのは奇跡的なことなの?


「仕事なので」
「そうでしょうか」
「えっ?」
「余計な話をするんじゃないよ」


私が首を傾げていると、眉をひそめた八木沢さんが歩み寄ってきた。

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