冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「新見さん、部屋のコーディネートだけじゃやっぱり足りない。もう少し弁護料払ってくれない?」

「え? ……はい」


完全に彼の善意でここまで動いてもらっておいて、拒否できるはずもない。
でも、急にどうして?


「おいくらで……」


無職の自分に払えるだろうか。
やっぱり分割はダメ?
なんて、あれこれ考えながらおそるおそる尋ねると、彼はドアに視線を送り、にやりと笑う。

その意味深長な笑みはなんなのだろう。


「お待ちください!」
「ここに入っていくのは見えたのよ」


先ほどの男性のあとに続いて女性の声がしたと思ったら、ノックもなしにドアが開いた。

目を点にしていると、私よりふたつ三つ年上だろうか。
メイクや服装が派手な女性がずかずかと中に入ってくる。

彼女は満面の笑みを浮かべて八木沢さんを見つめた。


「やっぱりいるじゃない」
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