冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
揚げ足を取る児玉さんからきつい香水の香りがしてきて、頭が痛くなりそうだ。

なんだかよくわからないけど、私は遠慮したほうがよさそうね。

どうも八木沢さんは乗り気には見えないが、元クライアントの児玉さんが華麗に弁護をしてくれた彼に好意を抱いたというところかしら。

そういえば以前プレジールで九条さんが、『疑似恋愛型のセクハラ』なんて話していたけれど、まさか彼女の話?

それならばますますかかわってはいけないと、テーブルの上に広げてあった示談書を封筒にしまい立ち上がった。


「ですから、個人的なお付き合いもしません。婚約者の前でやめていただけますか?誤解されて破談になったら訴訟を起こしますよ」


八木沢さんの物言いは柔らかだったが、その内容は重い。
でも、婚約者って?


「はっ、婚約?」


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