冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
あの瞬間を思い出してしまい、頭が真っ白になった私の前に立ちふさがったのは彬さんだ。

まさか、聞かれた?


「八木沢さん! ねぇ、ご存じでした? この人、会社で――」
「うるせぇ、黙れ」


弁護士の仮面を外した素の彬さんの怒号に驚いたのか、児玉さんは目をぱちくりして固まっている。


「俺はお前には興味がないと言ってんだろ。他人の過去を嗅ぎまわって、くだらないことで優位に立とうとするような下品な女を、好きになるかよ。七緒の過去を調べるのに興信所でも使ったのか? 昨日の今日じゃ、早すぎる。もっと前から七緒の周りを嗅ぎまわっていたな」


彬さんから衝撃の発言が飛び出して、今度は私が固まった。

まさか、ストーカーされていたのは彬さんだけじゃなく、私もだったの?

フォレスアートの退職の件で、何度も彬さんと接触してきた。
それを彼女が見ていたのだとしたら、恐ろしすぎる。

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