冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「そもそもなんでこのマンションがわかった。それも興信所を使ったんだろうけど、あきらかなストーカー行為だ。警察に訴える」


法律の専門家相手に、法を犯した行動をとった末路なんてわかりきっているはずだ。

でも、彼女は彬さんが自分に好意を寄せていると信じ込んでいたのだから、正常な判断がつかなかったのだろう。

とはいえ、許せるものではない。


「そ、そんな……。八木沢さんが好きなのは――」
「俺の女はコイツだけだ」


児玉さんの発言を遮った彼は、いきなり私を引き寄せて唇を重ねる。

人前でなにしてるの?

焦って彼の胸を押したけれどびくともしない。

しばらくして彼が離れると、児玉さんが走り去っていくのが見えた。


「嫌な思いをさせて悪かった」
「嫌な? えっ、キス?」
「は? キスは嫌じゃないだろ?」


どうして彬さんが不機嫌なの?


「まずい、駐禁切られる。先に上がってろ」

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