冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
会社を守らなければならない顧問弁護士は、無理難題を突きつけられて次々と辞めていく。

次の弁護士が見つかるのは、破格の依頼料のおかげだ。


「もちろん受ける」
「ですが……」


まだ話したげなパラリーガルから離れて与えられている個室に入ると、ノックもせずに九条が入ってきた。


「電話しないといけないんだけど」

「お前、わかってるんだろ? 西岩の仕事を受けたら、今までの実績が全部水の泡になるかもしれないんだぞ」


今まで数々の訴訟や調停を起こされてきた西岩建設だが、そこまで行く前に圧力をかけられてつぶされる社員が山ほどいるという噂話も耳にする。

そんな会社の盾になろうとしているのだから、今まで築いてきた信頼を失う可能性もある。


「九条には関係ない」
「八木沢!」


九条は俺の目の前まで歩み寄り、珍しく大きな声を出した。


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