冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】

「いえっ、詳しくは知らなかったもので……」


ごまかしたが、彼は不審には思っていないようだ。


「そうでしたか。実は営業部の社員が三カ月ほど前に過労で自殺してしまったんです。遺族と話し合いの場を持ち、一旦はお金で解決することになったそうですが、遺族側に弁護士がついたらしくて訴訟になりそうで。それを、今日発売の週刊誌にすっぱ抜かれたんですよ」


彬さんはそれを知っていて、手を引くように言ったんだ。

でも、顧問弁護士としては情報を漏らせなかったのだろう。


「個人的には、新見さんと仕事がしたいのですが……正直、うちの会社はやめたほうがいいです」

「今回のことがあるからですか?」

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