冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「もともとブラックで問題だらけなんですよ、うち。特に営業部はひどい。パワハラも聞きますし、残業時間もとんでもなく多い。社長がワンマンなので誰もなにも言えなくて、昔からそうらしいんです。でも、西岩にいれば給料はそれなりに出るし、専門職の人間は実績が積める。だから黙って働いています。情けないですが、私も」


情けなくなんてない。
家族がいれば養わなければならないかもしれないし、私だって、セクハラやパワハラがあってもフォレスアートにしがみついていた。

それも、インテリアコーディネーターとして経験を積みたかったからだ。


「お気持ち、よくわかります」

「そう言っていただけると。残念ですが、今回はなかったことにしましょう。これまでの報酬は、なんとか出してもらえるように掛け合いますから」


担当者は、私を気遣ってくれる。


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