冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「俺が感じただけですので、気にしないでください。八木沢、結婚してから柔らかくなったんですよ。毎日難しい顔をしていたくせに、最近は時々口元が緩んでるんです。アイツに指摘したら『幸せなんだから放っておけ』って。あの八木沢が……」


九条さんはそのときのことを思い出しているのか、クスッと笑う。


「子供ができたのも、すごく喜んでました。でも、その頃から物思いにふける姿もあって、親になる責任みたいなものを感じてるのかと思ってましたけど、よく考えたら西岩の顧問弁護士になったのもその頃なんです」


彬さんが妊娠を喜んでくれていたのがうれしい半面、やはり顧問弁護士を引き受けた経緯が気になる。


「なにか裏があるんじゃないかと……」

「裏……。なんでしょう。妻なのになにも知らなくて……」


情けない。


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