冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
私をパワハラから助けてくれた彬さんが、今度はパワハラをする側の擁護をするの?


「わかっていても、味方をしなくちゃいけないんですか?」

「俺たち弁護士は、公正な裁判を受けられるようにするのが仕事だ。それがすべて」


九条さんと同じことを言っている。

でも……それって、公正な裁判が受けられるようにするけど、西岩建設に肩入れするわけではないってこと?

顧問弁護士なのに、そんなことが許されるの?


「彬さん、それ……」
「ごめん。これ以上は言えない」


彼は会話を切ったが、おそらく私の予想は間違っていない。

西岩建設に雇われている弁護士としては、肩入れしないと表立って言えないのだ。


「私、彬さんを信じて待ってますから。この子と一緒に」
「七緒……」


彼は複雑な表情をして私を強く抱きしめる。


「だから思う存分闘ってください。あと、洗濯もお願いしますね」
「善処します」
< 287 / 342 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop