冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「そうはいかない。七緒と櫂を忘れる時間なんて一秒もないからな」


優しく微笑む彼は、甘い唇を重ねた。


「ギャー」


その瞬間、櫂が激しく泣き始めたので、彼と顔を見合わせる。


「あ、七緒を取られて怒ってる?」


彬さんがつぶやく。
櫂が私たちのほうを見ているからだ。


「まだそんなに視力はないと思うけど……。櫂、ひとりにしてごめんね」


私が櫂のそばに行くと彬さんも歩み寄り、私が抱いた櫂に話しかける。


「櫂、七緒は俺のものだからな」
「ちょっ」


息子相手に独占欲を発揮しないでよ。


「櫂は俺と七緒のものだ。幸せにする、絶対に」


改めて強い決意を聞くと、ありがたくて視界がにじんでくる。


「泣くなよ。俺を誰だと思ってるんだ。最高の女、八木沢七緒の夫だぞ?」
「あはっ」


真似されてしまい、ちょっと恥ずかしい。


「九条に電話してくる。櫂を頼める?」
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