冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
ふと過去の出来事を思い出して打ち消し、笑顔を作る。


「うれしいな。尾崎さんも随分うまくなってきたよ」


勉強中の彼女にも、パースや平面図などを含む提案書を制作させてきた。

それを丹下さんたちにも見てもらい、改善点を話し合って練り直し、クライアントに採用されたこともある。

ただ、まだ私を含む先輩たちのアドバイスは必須で、成長途中なのだ。


「私……ずっと新見さんに指導してもらいたかった」


難しい顔をしてボソッと漏らす彼女は、少し離れた席でいつも通りパソコンの画面を眺めている園田部長をちらりと視界に入れている。

園田部長のセクハラとパワハラがなければ、今まで通りふたりでタッグを組んで仕事ができたのに。


「なんで外されてるんですか?丹下さんに聞いてもわからないとおっしゃっていて……」


思いきって切り出したという感じの尾崎さんは、私に詰め寄る。


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