冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「うーん。私が気に入らないんじゃない?なんでかはよくわからないわ」


尾崎さんのセクハラを抗議したとは、とても彼女には言えない。

彼女は園田部長の指示で丹下さんに指導を仰ぐことになったけれど、いつか私のところに戻してもらえるのだろうか。

いや、私はインテリア部にいられる?

考えないようにしていた不安がぶり返してきて、ため息が出そうになりこらえる。

すべては園田部長のセクハラが元凶だ。


「尾崎さん、丹下さんも勉強になるでしょう?いつか尾崎さんの個性を生かした部屋を作るためにも、いろんなコーディネーターのもとで経験を積むのは悪くないよ。私のいいところと丹下さんのいいところを盗んで羽ばたいちゃって!」


私はわざとおどけて明るく振る舞う。すると彼女も「そうですね。盗ませていただきます」と笑顔を取り戻した。



「新見くん、ちょっと会議室」


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