冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
時代錯誤も甚だしい思考を堂々と主張することを、おかしいと思わないのだろうか。


「これは文句ではありません。当然の権利を主張しているだけです」

「うるさいんだよ。経理にいられるだけでもありがたいと思え。会社から追い出すぞ!」


こんなの脅しだ。
上司という優越的な立場を利用したパワハラだ。


「これはパワハラです」

「はぁっ?俺は生意気な君に指導してやってるだけだ」

「企業にはコンプライアンスの遵守が求められています。園田部長がされているのはそれに反します」


八木沢さんに聞いたばかりの話を思い出しながら言い返す。


「最近の若い者はなんでもカタカナだ。日本語をしゃべれ! とにかく月曜から経理だ」


そう言い捨てた園田部長は、怒りの形相を浮かべたまま会議室を出ていった。


「そんな……」


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