冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「お休みなのに悪いけど、火曜の資料をメールで送るから見ておいてくれる?わからないところは電話して」
彼女はショックを受けているようで、洟をすする音が聞こえる。
泣いているのだ。
『新見さんがいなくなっちゃうなんて嫌です。絶対にインテリア部に残ってください』
「ありがと」
『それに、私も不安です』
園田部長が近寄ってくるたび、用があるふりをして彼女を呼んで遠ざけていた。
その役割を丹下さんがしてくれればいいのだけれど……。
悲痛な声が耳に届いて胸が痛い。
前の会社を辞めたときの自分と重なった。
同じ轍(てつ)を踏ませたくなくてなんとか助けたかったが、力不足で簡単ではない。
「尾崎さん、弁護士さんと少し話したんだけど――」
それから私は八木沢さんのアドバイスを伝えた。
彼女はショックを受けているようで、洟をすする音が聞こえる。
泣いているのだ。
『新見さんがいなくなっちゃうなんて嫌です。絶対にインテリア部に残ってください』
「ありがと」
『それに、私も不安です』
園田部長が近寄ってくるたび、用があるふりをして彼女を呼んで遠ざけていた。
その役割を丹下さんがしてくれればいいのだけれど……。
悲痛な声が耳に届いて胸が痛い。
前の会社を辞めたときの自分と重なった。
同じ轍(てつ)を踏ませたくなくてなんとか助けたかったが、力不足で簡単ではない。
「尾崎さん、弁護士さんと少し話したんだけど――」
それから私は八木沢さんのアドバイスを伝えた。