冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
でも終わったあと、酔った園田部長に執拗にホテルに誘われたらしい。

けれど、それも丹下さんが気づいてタクシーに乗せてくれたのだとか。
丹下さんに感謝しなければ。

「よかった……。あのね――」


明日にはわかることだと思い、経理への異動を打診されたと告白したら絶句している。
やっぱり誰も聞いていないんだ。


『そんなことって……。私のせいですよね』


彼女もこの人事に裏があると気づいたらしい。

しかも、私が園田さんから彼女をかばっていたのをもちろん知っているので、言わずともそれが原因だと勘づいているのだ。


「違うよ。私も園田部長のセクハラを許せないの。インテリア部に残る手段がないか考えてるんだけど、火曜のプレゼンはお願いするかも」


そんなに簡単に異動は覆らないだろう。
その間、クライアントに待ってくれとは言えない。


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