冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「作り話ではありません。セクハラされた社員から人事宛てに被害報告のメールが届いているはずです」


これは私が尾崎さんに指示しておいたものだ。
日曜のうちに送ってあるはず。


「そんなものないよ」
「下川さん、メール来てますよ?インテリア部の尾崎さんから」


近くにいた女性社員が声をかけると、下川さんは彼女をギロッとにらみつけて威圧している。

〝余計なことを言うな〟とけん制しているのだ。


「なんでもかんでもセクハラにするな。ちょっと触れただけでセクハラだと言われたら、それこそ業務に支障が出る」

「あからさまにホテルに誘うのはセクハラではないのですか?」

「その尾崎って社員にも問題があるんじゃないか?誘惑したとかね」

「違います!」


これではまるで、私が前の会社を辞めたときと同じだ。
弱い者がバカを見るのは理不尽すぎる。

闘うべき?

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