冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「企業としては、コンプライアンス相談窓口が機能していないのが大問題ですね。私たち弁護士は、そうした勉強会に呼ばれて説明をする機会もありますが、ここまでひどいと正直あきれます。最近はSNSへの投稿などで告発されるケースも多いので、企業側も気をつけなければならないのに」

「はい」

「でも、そうした方法で会社を窮地に陥れないでください。名誉棄損で逆に提訴される場合もあります」

「なるほど」


社内でもみ消されるなら公にしてしまいたい気持ちもあるけれど、そういう可能性もあるのか。


「今回の件で我々弁護士が手伝えるとしたら、労働審判と民事訴訟になるでしょうか」

「なにが違うのでしょう?」

「どちらも裁判所を通じて解決に導くのですが、労働審判のほうが手続きが簡単です。三回以内の審理で、二カ月半ほどで終了します。非公開で進みまして、調停が目的になります」

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