【完】華道家の若旦那は、ウブな彼女を離したくない。


「ありがとうございました〜」


 現在十六時を過ぎた頃、お客様は段々と減ってきた。


「小妻さん、もう上がっていいわよ〜今から“デート”でしょ?」

「そんなんじゃないです、あの日のお礼だって言ってましたし」

「まぁ楽しんでいらっしゃい。こっちにきて初の外食ね」


 そう言えばそうだったなぁ。友人とかいなかったし、食事する相手何ていなかったから。


「じゃぁお先に失礼します」

「えぇ、お疲れ様」


 私は、制服エプロンを外すと部屋に行き服に着替える。でも、どんな格好したらいいんだろう……こんなこと初めてすぎて分からないや。




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