溺愛ウエディング~最後の夜に授かった赤ちゃんは社長の子、もう二度離さない~
私は慌てて非常ボタンを押して、外部との連絡を取った。
外部との連絡が取れたけど、復旧するのに一時間以上かかると返されてしまった。

「おいっ!?それでは…取引先のアポに間に合わない。何とかしてくれ!!」

加那斗さんが横やりで訴えた。

ーーーー申し訳ありません…社長と謝罪を繰り返すだけ。

真っ暗な暗闇の箱の中。

足許から次第に震えたが来た。

私の部屋に入って来て迫って来る父親の影が脳裏を過った。

急に襲い掛かって来た忌まわしい過去の出来事に全身が怯え、足が竦んだ。



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