GET BACK TOGETHER
扉の向こうから大知さんの声が飛んできて私はビクッと身体を竦めた。

今開けたらトイレに光輝と入っていたことがバレてしまうし、こんな狭いトイレで二人何をしていたんだって変な目で見られるかもしれない……どうしよう。

私が混乱している中、光輝が後ろから顎を掴んで横に向けた。

「んっ!」

突然のことに目を見開いた。

光輝がキスしてきたから。

大知さんが扉の向こうに居るのに。

鼓動は否応なしに反応する。

拒もうと光輝の胸を押すがびくともしない。


「トイレにいるの?」

そこに大知さんの声が再び飛んできた。

光輝も驚いたのか、キスが止まる。

私はバレないように息を殺す。

「絵麻ちゃん?」

扉の向こうからは再び大知さんの声。
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