GET BACK TOGETHER
でも、


それでも、


光輝に会いたい私がいる……。


こんなバカな私が心の中に居るのは、昔の優しい光輝を知ってるからなのかな……。


昔の光輝にいつかまた会いたくて、取り戻したくて……


私は手の中のスマホ画面に触れる。

出てくれないかもしれない。

キッパリ無理だと言われるかもしれない。


それでも、声だけでも、聞きたい……。


あの誘い出した日から初めて自分から光輝に電話をかけた。

でも空しく機械的なコール音が聞こえるだけ。

彼女とのクリスマスイブを楽しんでいるのだと思うと胸がまた苦しくなった。

もう切ろうと諦めかけた七コール目……『ブツッ!』


『我慢しきれずに電話しちゃったわけ?』

クスっと笑いながら光輝は出た。


「光輝……今から会いたい……」

出てくれたことが嬉しくて、私は素直に気持ちを吐き出した。
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