GET BACK TOGETHER
髪をまず洗ってあげた。

指の腹で優しく、丁寧に。

「気持ち良い?」

「うん」

「痒いとこない?」

「うん。美容院みたい」

「ふふ」

可愛い反応で思わず笑いが零れた。


穏やかな時間の流れを感じる。

懐かしい空気。


「泡、流すね」

そう言ってシャワーを掛けながら髪を洗う。


「次は身体を洗う?」

そう訊くと何故か光輝は下を向いたまま返事が無い。


どうしたの?


「光輝?」

「……もう良いよ」

「え?」
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