GET BACK TOGETHER
そしてお店の出口に。

そのまま外に出るとぐんぐんと歩道を歩く。

外は秋の肌寒い夜風が吹いている。

今の俺の身体は寒さを感じない。

ショックを受けているはずなのに、身体はそれに反して熱くなるなんて。

ホテルを見つけると迷わず俺は中に入った。

エレベーターに乗り込んでも絵麻は大人しく手を握られたまま。

今ならまだ引き返せるよ?

引き返す気、無いの?

そうやって俺を裏切ったみたいに、今の男も簡単に裏切るんだ。

もしかして俺だけじゃない?

だからそんな簡単に男を裏切れるわけ?

部屋の扉の前、鍵を開けると中に入るよう促すと絵麻は中に躊躇なく入った。

絵麻が俺へと振り返って何かを言おうと口を開いた。

何?今更引き返すなんてさせないよ。


「こうーーーー……」

絵麻を壁に追いやって口を塞いだ。

絵麻が口を開いたから、舌を強引にねじ込む。

昔なら優しいキスをして、絵麻のペースに合わせていた。
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