GET BACK TOGETHER
それから毎週絵麻とはラブホで会った。
どんなに忙しくても時間を作って。

あぁもうすぐ絵麻との約束の時間だ。


「光輝、何処に行くの?」

仕事にきりをつけ、俺が鞄を持って出て行こうとしたら、横に座っている仕事のパートナーの雪那が声を掛けて来た。

「ちょっと休憩」

俺達の仕事は不規則。
休みもまともにない。
そのせいで休憩も適当だ。

「いってらっしゃい」

だから雪那も何も疑わずに送り出す。

でも嬉しいこともある。
なにより就きたかった仕事に就けたのが一番。
あとはかったるいスーツは取引先と会う時以外は着なくても良いからラク。
だから俺は基本、ジーンズかチノパンにTシャツ姿にスニーカー。

俺は絵麻との待ち合わせ場所に走って向かった。


ホテルの部屋に入ると絵麻が何かを言おうと俺に振り返った。

「ねぇ、光輝は仕事は何をーーーーんっ!」

何を言われるのかが怖くて、言い切る前に途中で口を塞いだ。
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