GET BACK TOGETHER
どうせ雪那だと思った。
仕事はキリがついたか?とか。
俺はハーっと長い溜め息を吐いた後、携帯を掴むと目を見開いた。

まさか絵麻からの電話だったから。
俺は急いで画面をスライドさせた。


「我慢しきれずに電話しちゃったわけ?」

絵麻からイブに電話が掛かってきたことに笑みが溢れるほど嬉しいくせに口から出るのは強気な言葉。


『光輝……今から会いたい……』

一瞬、耳を疑った。

泣きそうな声で、絵麻が俺に会いたいだなんて。


だってイブは女にとって大切な日でしょ?

婚約者じゃなくて俺の方を選んでくれたってこと……?


「良いよ」

一瞬で嬉しくなった俺は了承した。

すぐに仕事はキリをつけて、『明日まで家で仕事する。』とメモを雪那の机に置くと足早に職場を出た。


待ち合わせ場所はラブホは止めた。

だって絵麻が俺を選んでくれた。

今日は絵麻を優しく抱きたい……。
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