GET BACK TOGETHER
「だって遊んでる女なんて知られたら地元に広がるかもしれないしね。親の耳に入って婚約破棄とかになったら困るしね」

「……」

「それにさっき安東さんと話したら、もうすぐ寿退社してすぐに赤ちゃん作るんだってさ」

「……は?」


俺は思わず反応して佐々木の顔を見てしまった。
目が合った佐々木はやっぱり嫌みったらしく笑っていた。

シカトしようと思っていたのに……と苛立って再び顔を逸らした。


「もう子作りに励んでるかもね」

俺は佐々木の言葉に翻弄されるばかり。

だって俺と遊んでるからそんな将来設計してるなんて思ってなかった。


絵麻は先へ進もうとしてるわけ?

一人だけ幸せになろうとしてるわけ?


「安東さん、クリスマスにあのビンゴのディナー券使ったって」

クリスマスに使った……?

「結局、光輝は安東さんに遊ばれてたんだな。可哀想な男」

その一言にイラッとして、

「ホントかよ」

反論してしまった。
すると佐々木は口の端を上げる。
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