GET BACK TOGETHER
もう終わりにしよう、こんな馬鹿げたこと。

始めたのがそもそもの間違いだった。

だって、何をしても絵麻は俺の元に帰って来ることはないから……。




あれから二週間ほど経った。

やっぱり絵麻から連絡は来ない。

俺が欲しいなら連絡は出来るのにね。

やっぱり絵麻にとって俺はそれだけの人間なんだ……なんて今日も勝手に傷付く。

気にするなら電話番号を変えれば良いのに、変えることも、着信拒否することも出来ない情けない俺。

カレンダーを見ると、そういえば来月の一日、絵麻の誕生日だなんて思い出したり。

もう自分が嫌になるわ……。




数週間後、スーツを着て雪那と打ち合わせに向かっていた。


「光輝、体調悪いの?」

「別に」

雑踏の中を歩きながら、隣の雪那が訊いてきた。

「すごい不機嫌だから」

「そうでもないよ」

誤魔化して返した。

でも俺は態度に出てるほど不機嫌なのか。
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