GET BACK TOGETHER
「どうするつもりか話してくれる?」

俺の目を見据えながら訊ねる榊原。

「家で仕事が出来るように掛け合って、一日中絵麻を見てる」

俺は考えていたことを伝えた。

「仕事はどうするの?」

「俺建築士になって、家でやろうと思えば出来るから」

「本当に出来るの?」

「今でも週の半分しか職場に顔を出さない同僚もいる。ある程度年期がある人間は打ち合わせ以外はうちの事務所は自由だから」

「そうなのね」

榊原が納得したように返すが、

「そんなの絶対許さないから!」

今度は前田が激昂。

「俺も許さない!」

大知も。

「じゃあ誰か絵麻を見れる人、居るんですか?きっと絵麻は実家には帰らないと思います。でもこの状態の絵麻を一人にさせるわけにはいかないでしょ?」

そう俺が返すと大知と榊原はハッと言葉を詰まらせる。
そして二人ともすぐに俺を睨んだ。
< 385 / 481 >

この作品をシェア

pagetop