GET BACK TOGETHER
「絵麻ちゃん、話聞いてた?」

大知に訊かれて絵麻は一拍間を置いた後、

「……朋ちゃんが私が決めるって言ったところから」

大知に答えた。

「少し、話を聞く元気あるかな?」

また大知が訊くと、また絵麻は一拍間を置いた後、絵麻はゆっくりと首を縦に振った。
絵麻の返答を見て、大知は椅子に座り直す。

俺は動けなくて床に殴られて座ったままだった。
だけど俺は立ち上がることも出来ない。
だって絵麻が俺を見ようともしてくれないから。

「お医者さんがね、退院を少し延ばした方が良いって」

「……」

「仕事の方は俺からも部長に話してみるから」

「……」

大知の話に絵麻は視線を下に向けて黙っている。

「あとは退院後の話。実家に帰った方が俺は良いと思うんだ」

黙っていた絵麻が顔を上げると口を開けた。


「私、どこかおかしいんですか?」

無表情で言った絵麻の一言に皆固まってしまう。
< 387 / 481 >

この作品をシェア

pagetop