GET BACK TOGETHER
まず絵麻の部屋に通した。
一番奥のベランダもついていない部屋。
この部屋にしたのは、絵麻が変な気起こすかもしれないから。
あとこの部屋は出るとすぐリビング。
俺はソファベッドをリビングに置いた。
仕事の道具はリビングの簡易式扉で仕切れる部屋に置いた。
扉は全開にしてある。

絵麻をいつでも見ていられるように。

「ここが今日から絵麻の部屋。好きに使って」

「……」

「とりあえずお茶でも飲む?それともお腹空いた?」

「一人にして」

やっと話してくれたけれど背中を向けて突き放されてしまった。

「分かった。何かあったらすぐ呼んで」

「……」

返事は返ってこなかったが、俺は絵麻を残してリビングに向かった。
リビングを通って引き戸を全開にして仕事をすることにしたらポケットの中の携帯が震えた。
確認すると榊原だった。

『絵麻に土日会いに行くって言ったけど来ないでって言われた。絵麻をよろしく。』

絵麻は親友の二人を遠ざけている?

病院でも初めは俺を拒絶していた。

それなのにどうして俺の所に来てくれた?
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