GET BACK TOGETHER
「……一緒に行く……」


そう答えると手を掴まれた。

六年振りの光輝の手。


光輝の手、熱い……。

もしかしてこれからすることに興奮してる?


私は、してる……。

身体が既に熱を帯びてる……。


そしてお店の出口に。

そのまま外に出るとぐんぐんと歩道を歩く。

外は秋の肌寒い夜風が吹いている。

最近は仕事から帰るとき寒くて長袖のカーディガンを着ていた。
今も鞄に入っている。

でも火照った身体と自分を落ち着かせるために私は何も羽織らずに外に出た。

今の私の身体は寒さを感じない。

むしろこの冷たい空気が心地良いくらい。

それくらい興奮しているのだろう。

私は光輝の背中を見ながら無言で手を引かれる。

バクバクと激しく動いてる鼓動が脳の中まで煩いくらい響いてる。
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