GET BACK TOGETHER
どうして問い掛けてみたのかは分からない。

光輝は一瞬目を見開いたけれど、すぐに目尻を下げた。


「絵麻が好きだから」

その言葉に鼓動が大きく跳ねた。

体温がじわじわと上がっていくのを感じる。

こんな感覚、久しぶりな気がする。

ずっと寒かったのに。

それよりも此所は何処?

でもどうして私は此処にいるの……?

ゆっくりと落ち着いて考えてみる。

光輝は私と別れたのに……何で?

六年前、別れてから光輝とは会っていないのに……


「絵麻、もうサンドイッチ要らないの?」

え?
サンドイッチ?


下に視線を動かすと、サンドイッチが目の前にあった。

でも食欲は無い。

私は首を振る。

顔を上げると前にいる光輝は先程と同じ顔で笑っていた。
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