GET BACK TOGETHER
一ヶ月近くって……今はいつ……?

私はずっと光輝と一緒に居たの……?


「だからアンタだけが被害者じゃないのよ!」

『被害者』


私は被害者?

何の?

そうだ、彼女がさっき私に言った。

赤ちゃんがって……


その時、頭の中に色んな記憶が勢いよくフラッシュバックで流れ込んできた。


そうだ。

私達は結婚式で六年振りに再会した。

私は光輝との赤ちゃんを身篭ったけれど流産した。

その後の記憶は無いけれど、光輝が私の傍にずっと居てくれてたの……?


「五日前に電話した時、聞こえてきたアンタの声を聞いて思ったわよ……。赤ちゃんが死んじゃったこと、光輝が苦しくないとでも思ってたんでしょ!自分だけが苦しいって思ってたんでしょ!光輝が犠牲になってるのにも気付かずに自分だけ被害者面してたらそりゃ光輝も身体壊すわよ!」


視線を落とすと、床には横たわったままで動かない光輝。

こうなったのは私のせいだと彼女は言っている。


その時、パッと頭の中に蘇ってきた光輝の言葉。
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