GET BACK TOGETHER
「何、また逃げるわけ?」

背中から声が聞こえてきて私は足を止めた。


「私に言うことも無いの?」

何を……?


「それに光輝はアンタのために一ヶ月頑張ってたのに向き合ってあげないわけ?アンタ、意識のない光輝を置いていくわけ?」

向き合うも何も、倒れるまで私は光輝を苦しめてた……。


「逃げるなら、もう一生光輝の前に現れないでよ。光輝を不幸にしないために」


光輝と一緒に居たいけれど、でも私のために光輝はこうなったんだ。

私のために光輝は沢山のものを犠牲にしていたと思う。

光輝と居たいけれど、でも、此処に居ると辛いの……。

光輝本人が私を解放したいって言ったから……。

そんな私が傍に居たら、光輝を苦しめるだけ……。

苦しいの……、

涙が止まらないの……、

だから、逃げたい……


私はそこから飛び出した。
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