GET BACK TOGETHER
街を歩いているとどんどん蘇ってくる記憶。
頭の中には光輝に悪態をついている私の声ばかり。


私は何をやっていたのだろう……。
光輝を追い込んでどうしたかったのだろう……。


涙が止まらない。

身体が重い。

苦しさしかない。

これが、現実なのね……。


あのままあの真っ暗闇の中に居た方がマシだったって思えてくる。

だってそれなら、赤ちゃんが死んじゃった哀しみも苦しみも思い出さずに、光輝を傷つけていることにも気付かずに居られたから……。

もう赤ちゃんも居なくて、光輝も私を手放したい……

私には何もない……

居場所なんて何処にも無い……


目の前が真っ暗。


『逃げるなら、もう一生光輝の前に現れないでよ。光輝を不幸にしないために』


そうだね……もう、死にたい……


その時、記憶がフッと蘇る。


そうだよ。
私は赤ちゃんが死んじゃった時、死のうとしたんだ。

それを光輝が止めたんだ。
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