GET BACK TOGETHER
今の私から見えないところ、部屋の奥から声が聞こえてきた。

え?そうなの?

「先に帰るよ。まだチェックアウトまで時間あるから絵麻はゆっくりして?」

ちょっと待って!

ガバッと起き上がると光輝は私に背を向けて部屋の出口の方を向いていた。


「携帯教えて……!」

シーツで胸を隠しながら光輝の背中に慌てて言葉を投げる。

すると光輝がゆっくり振り返る。

「俺の番号は変わってないよ」

「……番号変わっちゃったし、消しちゃったから……」


光輝に別れを告げた次の日、番号も速攻変えた。
番号もアドレス帳から消した。

でも少し経ってから、光輝に連絡を取れなくなってしまったことに後悔した。
沙希ちゃん達に訊こうか迷ったけれど、訊けなかった。
光輝のことで悩みすぎて激痩せした私の身体を心配してくれていたから。
それなのに未だにずっと引き摺ってるなんて話したら、また心配を掛けてしまうと思ったから。
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