冷徹な恋愛小説家はウブな新妻を溺愛する。
頭に来たわたしは逃げようとした仁さんの右腕をガシッと両腕で掴むと、そのまま遠心力を使ってベッドに倒れ込ませた。
そして、ビックリしている仁さんのお腹の上に今度はわたしが乗っかった。
「さぁ、答えてもらいましょうか。わたしのこと、いつから好きなんですか?」
「ち、ちさとっ、降りなさい!」
「言わないと、こうですーー」
「っっ、」
仁さんの男らしい喉仏のある太い首の付け根に唇を当てて思い切りそこを吸い込む。
すると、そこに浮かんだのは真っ赤な華。
「もっと、咲かせましょうか?」
舌舐めずりをしながら仁さんを挑発して彼の欲を湧き上がらせる。
顔を真っ赤に染めて固まった仁さんのワイシャツのボタンを馬乗りになったままプツプツと外していくと、40代とは思えないぐらいハリのある隆々(りゅうりゅう)とした胸板が見えた。
そこにそっと口付ける。
「ちさとっっ、」
「たまには、攻守逆転するのも燃えそうですね?」
「っっ…!!」
それからーー、
最初こそわたしが攻めてはいたんだけど、どうやら仁さんの欲がわたしが思った以上に湧き上がり爆発してしまって、結局すぐに主導権を握られてしまいわたしは深夜まで乱され続けた。
もう仁さんのこと挑発するのはやめよう。
絶頂に絶頂を重ね、薄れゆく意識のなかで
わたしは固くそう決意したのだった…。