きみは溶けて、ここにいて【完】







森田 影様
  


 お手紙、ありがとうございます。こちらこそ、たくさん気を遣わせてしまったように思います。ごめんなさい。びっくりしたけれど、嬉しかったです。

嫌な気持ちにさせてしまったらと、たくさん考えたのですが、きっと大丈夫だと願いながら書きますが、取り柄がない、なんて、そんなことはないと思います。駄目なんて、そんなことないと思います。


お手紙、面白かったです。手紙をもらった朝、森田君が本当に欠伸をしていました。信じます、というと、偉そうな気がしますが、本当に、信じることにしました。偉そうだったら、ごめんなさい。

人と、手紙の交換をしたことがなかったので、何を書けばいいのか分からなくて、それから、字も汚いかもしれなくて、それでもよかったら、手紙でのやりとりをしたいです。

それで、少し、質問したいことがあるのですがいいですか? 答えたくなかったら、無視してくれて大丈夫です。


1.影君と呼んでもいいですか? 
2.森田 影さんは、いつ森田 影さんになるんですか? (時間帯は決まっているか、とか) 


本当はもっと聞きたいことがあるのですが、クエスチョンマークがたくさんになると苦しい手紙になってしまう気がするので、今回は二つだけにします。だけど、本当に、無視してくれてもいいです。私は、気にしません。

長い手紙になってしまい、ごめんなさい。私も、面白いことはいえなくて、反省しています。

森田 影さんさえよければ、敬語じゃなくても大丈夫です。それから、私のこと、保志か文子で、大丈夫です。だけど、森田 影さんの好きなように呼んでくれればと思います。

それでは。

保志 文子





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