相思相愛マリアージュ(前)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
「んっ!?」

「遥?」

彼は私の視線を感じて目を覚ました。

「・・・おはよう…」

「おはよう…」

彼はカラダを起こして、後ろ髪を掻いた。

「そう言えば…ご主人は意識回復したかな?」

「えっ?」

彼は首に提げたPHSで高木先生に電話を掛けた。

「おはようございます…高木先生…室瀬さんのご主人の容体はどうですか?」

亡くなった妊婦さんの旦那さんは助かったんだ。

「いや、しかし・・・処置したのは…俺ですよ…」

奏弥さんは高木先生に食い下がった。

「はい、じゃ…容体が安定次第、連絡下さい…高木先生」
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