敏腕CEOは執愛で契約妻の初めてを暴きたい
「俺が美玖の最後の男になれればそれでいいと思っていたが、最初の男にもなれるとはな……」

「仁くん……? なんかさっきより目がギラついてる気がするんだけど?」

火に油を注いだような感じになってしまっているのはなぜだろう?

「あの男を一晩で忘れさせるつもりだったが、そういうことなら急いで全部はしない。じっくり開発してからにしよう」

「開発って……」

耳を疑う私にかまわず、仁くんは私の足からパジャマの下を抜き取った。

「ちょっ、仁くん私の話を聞いて」

「聞いている。今夜は美玖を気持ちよくするだけだ」

飛び跳ねた腰をがっちりと抱え込まれ、下着の上から足の間に鼻先を埋められる。

仁くんはその体勢のまま、私に見せつけるように、すん……と息を吸い込んだ。

「やっ、なにするの、におい嗅がないで、変態っ」

私はパニックになってしまう。

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