敏腕CEOは執愛で契約妻の初めてを暴きたい
背後で仁くんが私の様子を窺っているような気配を感じる。

でも泣いているのは悟られなかったようだ。

「おやすみ」

背中にぴったりと寄り添った仁くんが、私の頭を撫でる。

いつもあんなにドキドキしていたのに、今はもう仁くんに触られても胸が苦しくなるだけだった。



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